6月に発生したアノニマスの事件をはじめ、ここ数年、外部からの攻撃によるセキュリティ被害が相次いでいる。新聞各紙で報道される機会も増えたことから、対策を検討している企業もいらっしゃるのではないだろうか。

しかし、企業が気にするべきセキュリティリスクは外部からの攻撃だけではない。情報漏洩という観点で脅威を考えた場合、企業内部の人間による誤操作などが原因になるケースもあり、しかも、日本ネットワークセキュリティ協会の調査によると、発生の割合は誤操作のほうが圧倒的に多いのだ。

では、そうしたさまざまな情報漏洩リスクに効く対策を施すにはどうすればよいのか――その答えを提示すべく、本誌は11月16日(金)に『情報漏洩"総合"対策セミナー』と題するセミナーを開催する。

経済産業省商務情報政局長表彰の園田氏が講演

注目していただきたいのは、やはり基調講演である。

講演者は、サイバー大学 IT総合学部准教授、情報処理推進機構 セキュリティ技術ラボラトリー 研究員、日本ネットワークセキュリティ協会 研究員など、多くの肩書を持つ園田道夫氏。バラエティ番組『ホンマでっか!? TV』の評論家も務める有識者である。

園田氏は、サイバー大学、IPA、JNSAといった大学/業界団体において講師やコンサルタントとして活躍するほか、経済産業省主催セキュリティキャンプや白浜シンポジウム危機管理コンテストの実行委員なども務める。情報処理推進機構では、Webサイトの脆弱性報告を第三者機関として受け取り、運営企業に正しい対応を指導する「脆弱性関連情報の届出」制度を構築した一員でもある。

2008年には、経済産業省商務情報政局長表彰を受賞。名実ともに国内セキュリティ業界を代表するエキスパートである。

今回の講演では、『情報漏洩事件の実際』と題し、情報漏洩の誤解を正すトピックスを紹介予定。氏の講演を聞ける貴重な機会なので、都合のつく方はぜひとも足を運んでほしい。

  • 【基調講演】13:00~
    『情報漏洩事件の実際』
    ――日本ネットワークセキュリティ協会 園田道夫氏

  • 【講演1】13:50~
    『30分で簡単導入、最新の情報漏洩対策ソリューション』
    ――クリアスウィフト テクニカル 池川史憲氏

  • 【講演2】14:50~
    『メールの情報漏えいとアーカイブについて知る』
    ――SRA 溝口英利氏

『情報漏洩“総合”対策セミナー』
~マルウェアから誤送信まで、コンテンツ解析技術で実現する真に有効な漏洩対策 ~


【開催日時】
 11月16日(金)13:00~
【参加費】
 無料
【場所】
 東京都千代田区一ツ橋1-1-1
 パレスサイドビル 2F マイナビルームT (東京メトロ東西線 竹橋駅直結)

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