イトーキは10月18日、施設内で使用されているエネルギー量を可視化できるシステム「リアルタイム電力自動測定システム」(製造元:メガチップス)の販売を開始すると発表した。

「リアルタイム電力自動測定システム」製造元:メガチップス

本システムは、照明や空調、コンセントの系統ごと、さらには機器単位での細かい計測により自社のエネルギー使用状況をリアルタイムに把握でき、電力の無駄やムラを可視化することで、エネルギー利用の合理化を図る。

回路別系統別センサ

照明、空調、コンセントの系統ごと、さらには機器単位というように細かく設定することができ、リアルタイム、時刻、日、月単位で電力を監視、電力の無駄を見つけることができる。

また、「電力線通信」と「無線通信」を融合した独自のハイブリッド通信技術により、専用回線が不要。従来、面倒で大きなコストとなっていた通信配線工事費を大幅に削減し、簡単工事による導入を実現。計測機器の小型化を実現し、既設の分電盤内に設置できる。取付工事(後付け設置)も可能で、移転する時にも取外し工事が簡単になる。各種機器を組合せることにより、施設の規模や用途に応じた柔軟なシステム構築が可能で、コピー機1台からフロア全体、さらには複数拠点まで、幅広い測定ニーズに対応できる。

インターネットによって営業所やチェーン店など、複数の拠点にわたって電力測定が可能で、各地のデータを1箇所に集約し、データの比較・分析を行うことで遠隔地からでも電力の無駄を発見できる。また、デジタルサイネージなどで常に電力消費を意識させる環境づくりを行うことにより、従業員の省エネルギーへの関心を高める効果も期待できる。

リアルタイム電力自動測定システム 設置イメージ