JFEスチールグループは10月17日、三井物産や東京海上アセットマネジメント投信(以下、東京海上アセット)が実施する大規模太陽光発電所(メガワットソーラー)のうち、第1期分3カ所の建設をフルターンキー(設計、製作、組み立て、試運転指導、性能保証までのすべてを請け負う方式)で受注したと発表した。

同発電所は、三井物産と東京海上アセットが第1期分国内計10カ所で展開する大規模太陽光発電所事業の一環で、このうちJFEスチールグループが受注した発電所は、山口県山口市(発電能力: 3.5MW)、山口県田布施町(同: 3MW)、和歌山県串本町(同: 1.8MW)の3カ所。山口県田布施町、和歌山県串本町は2013年3月、山口県山口市は2013年6月の稼動を予定している。

今回の受注は、JFEグループの設備システム会社であるJFE電制が元請となり、その下でグループ各社が結集。複数の「メガワットソーラー発電所」一括受注に至った。

各社の分担は、JFE電制がシステム設計・電気工事、JFEシビルが架台・基礎の設計・施工、JFE鋼板が架台材料となる高耐食溶融亜鉛めっき鋼板や「JFEエコガル」の供給、JFE鋼管が架台部材の鋼管への成型となっている。

JFEスチールグループは今後も受注拡大を図るとしている。

和歌山串本ソーラー発電所の完成予想図