富士通は9月18日、企業のエンドユーザーのICT機器をライフサイクル全般にわたりトータル(企画・設計、機器の導入、運用から撤去・廃棄まで)に支援し、ICT活用の最適化を実現する「ワークプレイス-LCMサービス」をグローバルに提供開始すると発表した。

「ワークプレイス-LCMサービス体系」

本サービスは、企業内において多様化・マルチベンダー化するICT機器の調達、導入、日常運用や最新環境への移行など、さまざまな作業を月額料金でトータルに提供するアウトソーシングサービス。

2009年から国内を中心に提供してきたサービスを、日本と海外で共通のサービスマネジメント基盤(インシデント管理、サービスポータルなど)や24時間・マルチ言語対応の現地対応受付窓口を活用し、海外にも同様に提供する。これにより、グローバル展開する日系企業の顧客の全拠点におけるICTサービス標準化や、日本本社起点でのICTガバナンス強化を実現する。さらに、全世界160カ国での障害対応やハード増移設などのオンサイトサービスを提供する。

また、仮想デスクトップサービスを、国内・海外含め同一メニューで提供。また、同社で蓄積されたノウハウをベースに、あらかじめ最適化されたテンプレートを、クラウドを活用して提供することにより、導入コストの削減、導入期間の短縮を実現する。

さらに、活用が広がるスマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスに関して、導入から運用管理まで一括でサポートする「スマートデバイス-LCMサービス」をラインナップに追加する。同サービスは、富士通エフサスと共同で提供する。