Web Technology Surveys

W3Techsにおいて「Most popular web servers by country」と題して、2012年8月時点での国別における最も人気の高いWebサーバの調査結果が報告されている。各国または地域のトップレベルドメインをマッピングしており、世界でもっとも利用されているWebサーバはApacheとなっている。

全世界のWebサーバシェアのうち65.2%をApacheが占めており、いくつかの国や地域ではApacheが支配的なポジションとなっている。Apacheに関しては日本がもっとも支配力が強く、90%以上のシェアを持っており、ドイツやフランスなどでも80%以上のシェアを確保している。Apacheは北米や南米、オセアニア、中央アジア、ヨーロッパ、アフリカなどの地域でも利用率が高い。

世界地図で見るWebサーバ市場 - W3techより抜粋

次に市場を持っているのがMicrosoft IISで、中国で57.6%のシェアを持っているほか、エジブトやサウジアラビア、イラク、トルコ、イスラエルなどの中東や近東の国々でもよく利用されているという。

近年急速に成長しているWebサーバとしてNginxがあるが、ロシアでもっとも利用されており、59.8%のシェアを持っている。これはNginxがロシアで開発された影響が強く、ウクライナやカザフスタン、ベラルーシといったロシアの近隣諸国でも人気が高い。