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Apacheソフトウェア財団は26日(米国時間)、「Apache OpenMeetings 2.0」を公開した。Apache OpenMeetings(以下OpenMeetings)は、オープンソースで開発されているビデオ会議システム。多人数によるWebビデオ会議や、インスタントメッセージング、ホワイトボード、ドキュメントの共同編集、その他のグループウェアが使えるAPIなど様々な機能が提供されている。
OpenMeetingsはもともとOpenMeetings Projectで開発されていたビデオ会議システム。2006年よりプロジェクトがスタートしていたが、2011年12月にApacheソフトウェア財団のインキュベータとして採用されていた。
OpenMeetings 2.0は、Apacheインキュベータとしての初のリリースバージョン。2.0ではUI全体がリファクタリングされており、共通のルック&フィールを持つようになった。カレンダーコンポーネントも新たなUIに変更され、いくつかの機能が追加されている。カレンダーではタイムゾーンの処理も修正され、イベント処理用にSOAP/REST APIの提供が加わっている。
この他にも、IP-PBXソフトのAsteriskと統合できるようモジュールの追加や、Webインタフェースのコンソールから運用できるようにインストール/インポート/バックアップなどの基本的な操作がコマンドラインからできるようになっている。ビデオおよびオーディオ関連コンポーネントでは、Flash Playerで音声/映像シグナルを送受信できるようにSWF10に対応している。
Openmeetings 2.0はApache License 2.0のもと公開されており、プロジェクトサイトからバイナリ版とソースコード版が提供されている。Openmeetings 2.0を動作させるためには、Oracle JRE 6が必要。