モディーは、最小限のボディーサイズで、組立式となるEVマイクロコンパクトカー「PIUS」を開発したと発表した。

「PIUS」は、EVカーの基本機能をシンプルに構成しており、EVカーとしての基礎構造を理解しやすく、サスペンション、ブレーキ、ステアリング装置は、普通乗用車と同様の設計思想による基本構造を有しているコンパクトカー。

主要スペックは、種別が電動四輪車、駆動方式がギア減速式後輪駆動、寸法・重量が全長2,500mm、全幅1,230mm、全高885mm、ホイールベース1,500mm、トレッドFR1,130mm・RR920mm、最低地上高が120mm、車両重量が200kg、乗車定員が1名、性能最小回転半径が3.4m、一充電走行距離が25km、最高速度が35km/hとなっている。

当面は、大学や工業高等専門学校、高校または、自動車専門学校などの教育機関などにおいて、電気自動車としての機能、構造と自動車の基本構造を習得するための教材としての活用を目指す。また、各種研究関連団体や、産学の研究現場には、研究対象部品を組み込む対応も行い、目的の部品を評価する開発ツールのベース車両としての提供も見込んでいるという。

完成車のほか、自ら組み立てることができるキットとしての商品化も進められており、来春以降の販売を予定している。また、完成車及び完成後は、第1種原動機付き自転車としての登録が可能で、外観は、標準ボディー以外に顧客の希望によりデザインのカスタマイズにも対応する予定。

PIUSの主要スペック