Twitterは7月2日(米国時間)、Twitter初となる「Twitter Transparency Report」を公開した。Twitter Transparency Report(以下TTR)とは、世界各国の政府からTwitterに要求されたユーザーアカウント情報の開示やツイートの削除リクエスト、DMCA(デジタルミレニアム著作権法)に基づく「Takedown Notices」(削除通告)などをまとめた報告書。
今回公開されたTTRは、2012年の1月1日から6月30日までの半年間のデータをまとめた報告書となっている。TTRによると、もっともユーザ情報の提供を要求したのがアメリカで679件となっている。日本も2番目に多く、98件のリクエストをTwitterに対して行っている。
Twitterは法律に違反しない限りは政府に対してユーザーアカウント情報の提供はしない方針をとっており、DMCAによるコンテンツの削除通告や要求についてはオンライン上の権利を守る「Chilling Effects」にも報告しているという。
Twitterでは今後も年に2回のペースでTTRを公開していくとしており、インターネットフィルタリングによるクラウドソース情報やDoS攻撃のリアルタイム収集を行える「Herdict」とパートナーシップを結んだことも発表している。