MPS is a brand new concept of software development environment implementing the LOP paradigm.

JetBrainsのMPSチームは7月4日(現地時間)、MPSの最新版「MPS 2.5」を公開した。MPS (Meta Programming System)は、JetBrainsが開発しているLOP (Language Oriented Programming : 言語指向プログラミング)を実現するための開発環境。

LOPは、特定の処理に特化したDSL(Domain Specific Language)を作成し、DSLを中心として開発を進めていく手法。LOP手法そのものは古くから存在するが、明確にLOPを意識した取り組みが普及す始めたのは比較的最近になってからで、MPSはLOP手法を実現するための代表的なツールのひとつとなっている。

Windows版MPS 2.5の実行例

MPSではこれまでMPS専用の開発環境のみが提供されていたが、MPS 2.5より新たにIntelliJ IDEAのプラグインが用意されている。MPSでDSLを設計し、IntelliJ IDEAのプラグインとして配布することもできるようになっている。また、DSLを自動でビルドできるよう新たなビルド言語も追加されており、モジュラービルドやプラグインのパッケージ化が簡単に行えるようになっている。その他、詳しい変更点についてはこちらが参考になる。