The Apache Software Foundation |
The Apache Software Foundationは3日(米国時間)、Apache Camelの最新版「Apache Camel 2.10」を公開した。Apache Camelは、オープンソースで開発されている統合フレームワーク。 Gregor Hohpe氏およびBobby Woolf氏が提唱しているEnterprise Integration Patterns(EIP)をベースにしている。
EIPとは、エンタープライズで使われる大規模システムを統合する際に出る問題を回避することを目的に考案されたデザインパターン。Apache Camelと同様、EIPフレームワークとしてSpring Integrationがある。
Apache Camelは、Javaで開発されているEIPフレームワーク。JavaベースのFluent APIやSpring、XML文書、Scala DSLなどを含む様々なDSLでルーティングルールや調停規則を定義でき、統合開発環境を利用して簡単に作成が可能となっている。また、ServiceMixやActiveMQ、CXF、Karaf、MINAといったApacheプロジェクトと組み合わせてサービス指向アーキテクチャプロジェクトとして利用することもできる。
Apache Camel 2.10では483にも及ぶ問題が修正されており、MongoDBやCDI、HBase、Twitterといった新たなコンポーネントが14も追加されているという。Apache Camel 2.10の詳ししい変更点はリリースノートが参考になる。