日立公共システムエンジニアリングはこのほど、新潟県新潟市 公式サイトのリニューアルを実施したことを発表した。新しいWebサイトは6月1日より公開されている。

今回のリニューアルでは、「年齢や国籍、障害の有無に関わらずすべての人が、知りたい情報を迷わず探せるWebサイト」を目標に改善が実施された。障害者や高齢者のWebサイト利用に配慮した指針として設けられたJIS規格「ウェブアクセシビリティJIS(JIS X 8341-3:2010)」の等級AAにも準拠している。また、従来サイトのリニューアルにあわせ、スマートフォン対応サイトも新設された。

新潟市公式サイトのイメージ

新潟市の公式サイトは1996年にオープンして以来、多数の市民に利用されており、月間アクセス数は平均約28万件にのぼる。しかし近年、掲載する情報量の増加に伴って「知りたい情報を見つけにくい」といった声が多く寄せられるようになり、今回のリニューアルにつながった。

同社は、新潟市公式サイトのニーズを詳細に調査・分析し、従来サイトの問題点を解決するために、「トップページの情報量を減らして見やすくする」「観光名所や特産品の紹介コーナーを設ける」などの変更を実施。また、表示サイズや色の変更、音声読み上げ、ルビ振りの機能を実装するなど、だれもが利用しやすいように配慮して設計を行ったという。