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The Linux Foundationは30日(米国時間)、「FOSS Bar Code Tracker」という新たなソフトウェアを公開した。FOSS Bar Code Trackerは、製品ごとに自動で生成されたQRコードを用いて、オープンソースコンポーネントの追跡またはレポートの簡略化を目的に開発されたツール。

Linux Foundationが策定したSPDX(Software Package Data Exchange)というデータ交換規格に準拠したファイルがあれば、FOSS Bar Code Trackerがそのファイルを読み込み、QRコードを作成できる。QRコードには、FOSS (Free and Open Source Software)に関するコンポーネント名、バージョン番号、ライセンス情報、ソースコードのダウンロードサイトリンクといった情報が入っている。

Linux Foundationによると近年、モバイルや家電製品の分野でオープンソースソフトウェアの使用が増えており、製品に含まれるソフトウェアおよびライセンスの追跡が難しくなっているという。このツールを利用することで、開発チームがFOSSの部品表を作成したり、各製品に含まれるFOSSコンポーネントの確認などが行え、サプライチェーン全体でFOSSの情報を共有できるとしている。

FOSS Bar Code TrackerはMITライセンスのもとオープンソースで開発されている。FOSS Bar Code TrackerはLinux FoundationのOpen Compliance Programより取得できる。