ビックカメラは5月11日、同日開催の取締役会において、コジマとの間で、資本業務提携を行い、約141億円の第三者割当増資を引き受けることを決議し、同日付でコジマとの間で資本業務提携契約を締結したと発表した。

今回の資本業務提携の目的は、コジマが抜本的な店舗のスクラップ・アンド・ビルドを行うことを前提に、同社の成長をビックカメラがバックアップするとともに、グループとして都市から近郊までの広範囲なマーケットをカバーすることで、スケールメリットの飛躍的な拡大を目指すことにあるとしている。

ビックカメラは、1株当たり362円で、第三者割当増資により新たに発行する普通株式39,000,000株(増資後の発行済株式総数に対する割合50.06%、議決権割合50.06%、小数第2位未満四 捨五入)のすべてを引き受ける。払込金額は141億1,800万円となる。

今回の資本業務提携により、ビックカメラグループは売上高で1兆円規模、業界2位となり、首都圏における市場シェアが20%を超える水準となることが見込まれるという。