TIOBE Programming Community Index

TIOBE Softwareから、2012年5月のTIOBE Programming Community Index (PCI)が公開された。TIOBE PCIは、複数の検索エンジンの検索結果から、対象となるプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。

2012年5月におけるインデックスは次のとおり。

プログラミング言語 インデックス 備考
1 C 17.346 2ヵ月連続1位
2 Java 16.599 下落傾向
3 C++ 9.825
4 Objective-C 8.309 上昇傾向
5 C# 6.823
6 PHP 5.711
7 (Visual)Basic 5.457
8 Python 3.819
9 Perl 2.805 10位から9位へ上昇
10 JavaScript 2.135 9位から10位へ下落
11 Ruby 1.451
12 Visual Basic .NET 1.274

上位の順序に変化がない一方で、3月にPerlとPythonを抜いたJavaScriptが、4月にPythonと入れ替わり、5月にPerlと入れ替わって以前の順位に戻る形となった。C言語は、先月から続けて1位を獲得している。

TIOBE Softwareでは、調査を開始してからの8年間で、トップ10位に新しい言語があまり入ってこないことを指摘している。唯一Objective-Cが入っており、Delphiが入っていた時期もあったが現在はトップ10位圏外となっている。大規模なコードベースを他の言語に移行することは非常に困難であるため、変化が少ないのは仕方がない面もあるが、ScalaやF#、Groovy、Erlang、Clojureなど近年登場したほとんどの言語は、どれも登場当時の順位からあまり変動していないという。