野村総合研究所は5月8日、スマートフォンやタブレット端末を活用する企業向けに、モバイルシステム開発基盤「ZOOK+」を提供開始すると発表した。

同製品は、モバイルシステムの開発から運用に至るプロセスで必要とされる機能を開発部品として提供するもの。具体的には、利用するスマートデバイスの特性を最大限に活用したユーザーインタフェースを提供する画面部品、スマートデバイスと企業の基幹システムやパブリック・クラウドサービスをつなげる連携部品、スマートデバイスと企業システムの安全な接続を実現するセキュリティ対策部品などを提供する。あわせて、スマートデバイス向けのアプリケーションの開発を支援するツールも提供される。

企業の自社システム環境への導入のほか、Amazon Web Service上で稼働するクラウドサービスとしても提供可能だ。

同社は、スマートデバイスの導入計画策定から、関連する業務システムの構築・運用・セキュリティ対策・教育に至るまでワンストップでサポートする、モバイルシステム構築支援サービスの展開も開始。「ZOOK+」と組み合わせて、企業のモバイルシステム構築のためのトータルソリューションとして提供される。

「ZOOK+」の仕組み