富士通は4月26日、顧客が保有している業務システムをクラウド環境に移行するサービス「APMモダナイゼーションサービス for Cloud」において、既存の業務アプリケーションを同社が預かり、最新のビジネス状況に対応すべく、預かったアプリケーションを分析し、定期的にレポートを提出する新サービス「アプリケーション資産お預かりサービス」を追加し、販売を開始すると発表した。サービスの価格は、月額12万5,000円(税別)から。

これによりユーザーは、既存のアプリケーション資産の状態や価値を常に把握し、従来から提供しているスリム化と併せて、膨大に存在する業務アプリケーションの整理や、継続利用・再構築の必要性の判断などができる。

サービスの適用イメージ

分析は、同社が従来提供していた資産分析サービスの技術を使い、アプリケーション資産の分析レポートを毎月提供。このレポートを元に、短期、中長期での業務システムの改善計画の立案に活用できるほか、業務アプリケーションの継続利用や再構築の必要性の判断など、その時々のビジネス状況に合わせた無駄のない既存のアプリケーション資産の活用を実現する。

さらに同社のクラウド環境として実績あるFGCP/S5上に、業務システムの保守現場で実際に活用されているツール群を構築。災害対策のバックアップ用として利用できる。

「APMモダナイゼーションサービス for Cloud」における新サービスの位置づけ