富士通エフ・アイ・ピー(以下、富士通FIP)は4月25日、暗号化ファイル伝送ツール「Confidential Posting」の販売を開始すると発表した。
Confidential Postingは、「大容量」のデータを、インターネット経由で「安心・安全」に、かつ「簡単」に伝送可能にするパッケージで、同社独自の「ラッピング技術」により、受信者側でID登録やセットアップをすることなく、データ送受信・返信を低コストで実現する。
ラッピング技術は、データの「圧縮」「暗号化」「復号化」などの機能を、データとともにアーカイブ、復号時のサーバ認証、送信元を記憶し、返信先を自動でセットという3つの特徴があり、これらにより、受信者側でID登録やセットアップをすることなく、高セキュリティのデータ送受信・返信を実現する。また、データ送信時の端末からのAESによる暗号化や、データ送信後の復号化取り消しなどの機能も実現する。
送信ファイル設定画面 |
受信一覧画面 |
さらに、「承認ワークフロー」や各種認証・制限などの豊富な機能を実装し、顧客の既存業務システムとの連携などのカスタマイズも可能となる。金融機関などにおけるデータ伝送業務におけるセキュリティの強化や、業務遂行の効率化、内部統制への対応を可能にする。
参考価格は、パッケージ本体が52万5,000円から、保守が年間10万5,000円からとなっている。