サイベースは4月18日、データウェアハウス用カラムベース・データベースの最新版「Sybase IQ 15.4日本語版」を、5月中旬より出荷開始すると発表した。
同製品は、DWHに最適化された独自の格納方式により、高速なレスポンス、柔軟な分析、効率の良いデータ圧縮、容易な運用管理を実現するデータベース。カラム(列)単位でデータを保存/アクセスするのが特徴で、不要なカラムの入出力が抑制されるため、高速なクエリ検索が可能。高効率のデータ圧縮アルゴリズムにより、ストレージ容量を70%削減できる。
今回、オープンソースの分散処理基盤ソフト「Hadoop」、統計解析プログラミング言語「R」と連携する機能をプラグインとして提供し、データベース内部で効率のよい分析処理(インデータベース分析)が可能になる。
Hadoopとの連携技法としては、「クライアント側の連携」「ETL処理」「データ連携」「クエリ連携」の4種類が提供される。
エディションは、大規模データウェアハウス向けの「Sybase IQ Enterprise Edition」と、中小企業向けの「Sybase IQ Small Business Edition」の2種類。価格は、「Sybase IQ Enterprise Edition」が1コア当たり1,008万円(税別、全プラットフォーム共通)、「Sybase IQ Small Business Edition」が1チップ当たり840万円から(税別)。