NECは4月13日、米スタンフォード大学、UCバークレー大学、米国企業と共同でOpenFlowを利用した新世代ネットワークに関する研究開発機関「Open Network Research Center(ONRC)」を設立したと発表した。
ONRCでは、ソフトウェアでネットワークの機能や構成を自由に変更できる新世代ネットワーク技術「Software Defined Network(以下、SDN)」の研究開発を主導し、SDNを実現するソフトウェア群を開発する。スタンフォード大学の研究グループ (Nick McKeown教授)、カリフォルニア大学バークレー校の研究グループ(Scott Shenker教授)と、NECを含めて12社の企業で新たに設立されるNPO法人「Open Networking Lab (ON.Lab)」によって構成される。
NECはこれまでスタンフォード大学などと共同でSDNの基盤技術となるOpenFlowの研究開発を進め、OpenFlowに対応したネットワーク製品「UNIVERGE PFシリーズ(プログラマブルフロー)」を製品化し、2011年3月に発売している。今回、これらの実績を生かし、ONRCに参画し、SDN技術の研究開発に注力し、同技術の実用化に向けて主導的に活動していく。