日立製作所は4月12日、統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」のラインアップに、ブレードサーバの新製品「BS500」、基幹システム向けハイエンドモデル「BS2000」2製品、PCサーバ「HA8000シリーズ」2製品を追加、4月13日より販売を開始すると発表した。

「BS500」は、サーバの仮想化やクラウド基盤に求められる処理性能や拡張性、信頼性、運用・管理機能が強化されている。サーバの仮想化環境として、独自のサーバ仮想化機構「Virtage」を標準で搭載しており、1サーバブレード当たり無償で4LPARまで、最大30LPARまで利用可能なほか、障害発生時の予備サーバブレードへの自動切り替え、N+1コールスタンバイ機能などを備える。ネットワーク機能としては、Data Center Bridging(DCB)やEthernet Fabricなど、仮想化やクラウド環境に対応している。

「BS500」

ハイエンドモデル「BS2000」には、インテルXeonプロセッサー E5-2600製品ファミリーを採用し、メモリの容量を強化した「R3モデル」「S3モデル」の2モデルが追加された。「R3モデル」は、5.4TBの内蔵ストレージを搭載可能で、RAIDコントローラを標準搭載する。「S3モデル」は、SANブート専用のモデル。

「BS2000標準サーバブレードR3モデル」

「HA8000シリーズ」には、ラックマウントサーバの2プロセッサモデル「HA8000/RS220-h」「同RS210-h」の2製品が追加された。インテルXeonプロセッサー E5-2600製品ファミリーを採用し、最大搭載メモリを384GBに増強。ストレージ容量は、「RS220-h」では最大14.4TB、「RS21-h」では最大7.2TBまで搭載可能だ。

「HA8000/RS210-h」

価格は、「BS500」が111万9,300円から(4月27日出荷予定)、「BS2000標準サーバブレード」が53万3,400円から(5月31日出荷予定)、「HA8000」のうち「RS220-h」が28万4,550円から、「RS210-h」が26万4,600円から(いずれも4月27日出荷予定)となっている。