日立製作所は3月21日、SAPが提供する基幹システムERPの導入から運用までのグローバル対応力を強化し、グローバルテンプレート、グローバルAMOサービス、システム導入のノウハウを体系的に整備したナレッジデータベースを組み合わせたトータルで支援可能なソリューションとして「日立グローバルソリューション for SAP」を整備し、4月2日から提供を開始すると発表した。

日立は、SAPが提供しているユーザー導入を合理化する事前設定済みのビジネスプロセス/プロジェクトアクセラレータ「SAP Best Practices」に、より実務に則した業務プロセスに対応する機能などを追加し、「日立グローバルテンプレート for SAP HITRY/Global」(以下、「HITRY/Global」)として整備した。

「SAP Best Practices」と「日立グローバルテンプレート for SAP HITRY/Global」の比較

SAP ERP導入後の運用面においても、マルチベンダー化をはじめとするグローバルならではの課題を解決するために、海外拠点を含めたワンストップでの運用が実現可能な「日立グローバルAMOサービス for SAP」を整備。

「HITRY/Global」、「日立グローバルAMOサービス for SAP」と、日立グループ自身の基幹システムグローバル導入活動で培ったノウハウを体系的に整備した「日立グローバルナレッジデータベース」を組み合わせたものが、「日立グローバルソリューション for SAP」となる。

「HITRY/Global」、「日立グローバルAMOサービス for SAP」、「日立グローバルナレッジデータベース」の価格は個別見積りとなる。