インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)とIIJグローバルソリューションズは3月12日、中国国内におけるクラウドサービスの提供に向けて、中国電信(チャイナテレコム)と戦略提携することで基本合意したと発表した。IIJグループとチャイナテレコムは、2012年夏を目処に、IaaSを中心としたクラウドサービスを共同で開発・提供する予定。

今回の提携により、チャイナテレコムがデータセンタやネットワークなどのインフラを提供し、それを利用してIIJグループがサービス基盤の構築と運用を行う。IIJは、「IIJ GIOサービス」としてIaaSからSaaSまでのクラウドサービスを展開している。

IIJグループでは、中国にはすでに多くの日系企業が進出しており、クラウドサービスに対する堅調な需要があり、特にIaaSは中国現地市場でも潜在的なニーズが大きいと見ている。これより、IIJグループはチャイナテレコムとサービスの開発・運用面で相互に協力し、中国市場に最適なサービスメニューを展開していく予定。

日系企業への販売、導入支援は、IIJグローバルの上海現地法人であるIIJ Global Solutions Chinaが行う。