Net Applications - Usage Share Statistics for Internet Technologies.

Net Applicationsから2012年2月のデスクトップブラウザシェアが発表された。昨年、強い成長を続けていたGoogle Chromeは2月もシェアを減らしている。1月にはChromeの下落に代わってIEがシェアを増やしたが、2月はIEではなくFirefoxがシェアを伸ばした。これは1月末にFirefox 10がリリースされた影響ではないかと予想される。

2012年2月ブラウザシェア/円グラフ - Net Applications報告

2012年2月ブラウザシェア/棒グラフ - Net Applications報告

2012年2月短周期一括型バージョン別ブラウザシェア/円グラフ - Net Applications報告

2012年2月短周期一括型バージョン別ブラウザシェア/棒グラフ - Net Applications報告

順位 ブラウザ シェア 推移 備考
1 IE 52.84% 下落に転じる
2 Firefox 20.92% 上昇へ転じる
3 Chrome 18.90% 下落傾向
4 Safari 5.24% 微増
5 Opera 1.71%
順位 短周期一括型バージョン別ブラウザ シェア 推移 備考
1 IE8 27.85% 26ヵ月連続1位
2 Chrome+ 18.90% 微減
3 Firefox 4+ 16.74% 増加へ転じる
4 IE9 12.60% 上昇傾向
5 IE6 6.87% 下落傾向に戻る
6 Safari 5.x 4.70% 6位に上昇
7 IE7 4.69% 下落傾向
8 Firefox 3.x 3.98% 8位に転落、下落傾向
9 Opera 11.x 1.48%

IE8が26か月連続で1位を維持しており、IE9も順調にシェアを伸ばしている。IE7は1月に微増ながらシェアを回復していたが、2月にはまたシェアを落とし下落傾向に転じている。

Firefoxは、Firefox 10の登場によって去年よりゆるやかに続いていたシェアの下落に歯止めがかかった。Firefox 3系は、大きく下落しており8位に転落している。これはMozillaが2月の始めにFirefox 3.6のサポート期限を発表したことによる影響が大きい。MozillaではFirefox 3.6のサポート期限を4月24日としており、今後もFirefox 3系の下落はさらに進むと予想される。

Net Applicationsの調べでは、去年より強い成長を続けていたChromeの伸び悩みが見えるが、StatCounterの報告では2月も引き続きシェアを拡大している。また、Safariがじわじわとシェアを獲得しており、2月はIE7とFirefox 3系を抜いている。ともに下落傾向にあるブラウザではあるが、Safariのシェアが増加していることに違いはない。