NECは2月21日、IAサーバ「Express5800シリーズ」より、1Wayエントリサーバ計7モデルを発売開始。新製品では、最大約35%の省電力化を実現したほか、防塵機能を搭載。サーバを初めて導入するSOHO向けには「Windows Small Business Server 2011 Essentials」のプリインストールモデルも新発売する。

1Wayタワーサーバ「Express5800/GT110d」

1Wayスリムサーバ「Express5800/GT110d-S」

1Wayラックサーバ「Express5800/R110d-1E」

新製品は、サーバの節電を支援する電力制御機能を強化。サーバの消費電力値の上限値を設定できるパワーキャッピング機能を標準サポートすることで、装置自体の省電力化と合わせて、最大約35%の電力削減が可能。さらに、仮想化集約することで最大約70%の電力削減も可能という。

耐環境性能としては、一般的な動作環境温度(摂氏35度)を5度上回る摂氏40度に対応。また、筐体内への塵埃の吸入を防ぐ防塵フィルタをサポートすることで、装置の安定稼働を実現。スリムサーバ「Express5800/GT110d-S」では、防塵フィルタの目詰まり検出機能を新たにサポートし、設置環境ごとに最適なタイミングでのフィルタ交換ができる。

さらに、サーバを初めて導入する企業向けに「Windows Small Business Server 2011 Essentials」のプリインストールモデルを製品化。接続PC25台未満の小規模オフィス向けに、クライアントPCのバックアップやファイル共有などの機能を搭載するほか、社外からのリモート接続をサポート。GUIの管理ツールを搭載し、特定のシステム管理者がいないSOHOなど小規模オフィスでもサーバ導入しやすい構成となっている。併せて、ハードウェアのオンサイト保守とOSのサポートサービスをパッケージ化した本モデル専用の「PlatformSupportPack」も提供開始する。

各新製品およびサービスの希望小売価格は以下のとおり。

1Wayタワーサーバ「Express5800/GT110d」7万8,800円~、1Wayスリムサーバ「Express5800/GT110d-S」10万8,800円~、1Way水冷スリムサーバ「Express5800/GT110d-S」15万700円~、1Wayラックサーバ「Express5800/R110d-1E」18万6,000円~、1Wayラックサーバ「Express5800/E110d-1」10万円~。

Windows Small Business Server 2011 Essentials」プリインストールモデルは、「Express5800/GT110d」14万8,000円~、「Express5800/GT110d-S」25万8,000円~。プリインストールモデル専用の保守サービス「PlatformSupportPack」は5万円~。