Eclipse is an open source community, focused on building an open development platform.

今やJava開発において統合開発環境を採用する開発組織は少なくない。有償、無償問わず企業や有志の開発プロジェクトから様々なJava IDEが提供されている。そのような中、Lan Skerrett氏は、SD Timesが報道した記事をもとに、もっとも使用されているJava IDEはEclipseであるとブログにて報告している。Lan Skerrett氏は、Eclipse Foundationのマーケティングディレクター。

SD Timesの最新の調べによると、開発組織で使用されているJava IDEの割合は次のとおり。なお、開発組織によって複数のIDEを使うため、合計は100%を超えるとしている。

  • Eclipse JDT - 65.3%
  • Oracle NetBeans - 25.8%
  • Oracle JDeveloper - 16.9%
  • IBM WSAD - 13.2%
  • IBM RAD - 12.4%
  • Apple Xcode - 10.8%
  • JetBrains IntelliJ - 9.9%
  • Genuitec MyEclipse - 9.4%

記事によると、65.3%とEclipseがもっとも採用されていることがわかる。またNetBeansとJDeveloperに分かれているが、Oracle製品も比較的利用されている。記事では回答者の14.3%がviやVimを、9.3%がEmacsを使用しているという興味深い結果も報告しており、テキストエディタによる開発がまだ一定数いることが窺える。

このほか、組織のプロダクト環境にどのJavaのバージョンが使用されているかも調査しており、それによるとJava EE 6が54.3%、Java EE 5が44.8%、J2EE 1.4が18%となっているという。多くのシステムでEOLとなっているJavaを使用している現状があり、アップグレードによるコストやリスクを考えると移行に保守的になってしまうのは仕方がないとしている。