沖電気工業(以下、OKI)は2月15日、HD対応ビデオ会議システム「Visual Nexus」の新たなラインナップとして、ビデオ会議の内容を録画する「Visual Nexus Recording Server」の販売を開始すると発表した。価格はオープン価格で、3年間で1,000ライセンスを販売目標としている。

同商品は、遠隔拠点とのビデオ会議やビデオ会議で開催した研修の内容を汎用性の高いMP4ファイル形式で録画するサーバ商品。録画された動画コンテンツは、PCやiPad、iPhoneやAndroid対応のタブレット端末、スマートフォンなど様々な端末や環境で再生することができ、社内や自宅での閲覧のほか、移動時間中など幅広いシーンで閲覧が可能となる。

「Visual Nexus Recording Server」利用イメージ

Visual Nexus Recording Serverは、ビデオ会議開催中のカメラ映像だけではなく、説明などで利用した資料共有の内容も同時に記録する。再生時には研修やセミナーで講師が話した内容や提示した資料のほか、出席者との質疑応答も同時に記録し、それらの内容についても閲覧することができる。また、動画のレイアウトは研修の流れに沿って、カメラ映像のみのレイアウトと資料共有ありのレイアウトが自動的に切り替わるようになっている。

カメラ映像と資料共有の内容を同時に記録

同商品は外部のビデオ・オンデマンド・システムや、eラーニングシステムと連携することで、動画コンテンツの視聴管理や、動画コンテンツを教材として既存の研修システムに取り込むなどのより高度な運用が可能となる。

さらに、ビデオ会議の映像・音声・資料共有の映像を含めて標準の画質で1TBのハードディスク容量に対し、約1,000時間の動画を保存できる。また、ハードディスクはシステム要件に応じて容量の増設が容易に可能となっている。