日立製作所は1月11日、WAN回線上で発生するスループット低下を抑え、国内外拠点間のデータ通信やデータセンターへのバックアップを高速化する「日立アクセラレータ」の販売を1月12日より開始すると発表した。
国内向けモデルの「GX1000」の価格は、2スロットモデルが6000万円、4スロットモデルが6500万円から、8スロットモデルが7000万円からとなっている。
同製品では、日立独自のアルゴリズムにより、WAN回線で発生するパケット廃棄率の変化をリアルタイムに測定し、回線の空き時間を最大限に活用することで、効率のよい通信を実現。ホンダの日米の研究所間における接続検証では、転送速度が約15分の1に短縮されたという。
同製品は各拠点に対向で設置し、既存の企業内クラウドやデータセンターなどのシステム環境に変更を加える必要がなく、容易に導入可能だ。