NECは1月11日、SaaS型で提供する社員の健康管理システム「elegent-HC」が、セイコーエプソンに採用され、2012年度4月から全面稼働を開始予定であることをと発表した。

同サービスは、社員の健康管理に必要な「社員情報管理」「健康診断準備・処理」「健診結果の通知」「統計・集計」「報告」などの基本システムをクラウドサービスとして利用できるもの。

健康管理システム「elegent-HC」の概要

健診準備機能では、社員・職員がWeb画面から直接、健康診断の受診日の登録・変更や問診への回答を入力でき、健診結果通知機能では、健診結果や再診の通知を社員・職員に行うことができ、さらに健康情報管理機能では、社員・職員が自席PCから健康状況を図表で確認できる。

左から、「個人検診情報画面 」「検診データの推移画面」

同サービスは、将来法制化される職業性ストレス診断機能を実装しており、今回導入が決定したセイコーエプソンは法制化のタイミングでいち早く本機能を利用できることになる。

セイコーエプソンは同サービスにより約1万8,000人のグループ社員の健康管理を行い、将来的には国内全グループ企業への利用範囲の拡大も検討している。