川崎市と東京電力は12月19日、扇島太陽光発電所の営業運転を開始したと発表した。同発電所は、最大出力1万3,000kW、年間発電電力量は一般家庭約3,800軒分の年間使用電力量に相当する約1,370万kWh、これによるCO2排出量削減効果は年間約5,800tを見込む。

扇島太陽光発電所外観

同発電所と今年8月に先行して運転を開始した浮島太陽光発電所とあわせると、合計出力2万kWの国内最大級のメガソーラーとなる。

川崎市は、「カーボン・チャレンジ川崎エコ戦略」として地球温暖化対策を進めており、公共施設への太陽光発電設備の設置や住宅用太陽光発電設備の設置補助を実施している。今後も、浮島太陽光発電所に隣接する「かわさきエコ暮らし未来館」を活用して、太陽光発電をはじめとした再生可能エネルギーに関する普及啓発を行うとともに、その導入促進や実証などに取り組んでいく。

扇島太陽光発電所、浮島太陽光発電所の位置