富士通は12月8日、システム構築における要件定義の手法を「Tri-shaping」として体系化し、同手法で用いられているツール群をクラウドサービスとして提供し、2012年1月より同社プロジェクトに適用開始すると発表した。
Tri-shapingは、経営層、業務部門、システム部門といったステークホルダーの「要求」を的確に要件定義に反映し、構築過程で手戻りが発生しないよう、要件定義の品質を向上させることを目的とした手法。
具体的には、「要求構造の作成」「要求の成熟度評価」「要求と関連する情報間の影響調査」から構成される。
同社は2011年4月より、Tri-shapingのプロジェクトへの適用を開始しており、プロジェクトに関わる現場のシステムエンジニアに対して研修サービスを展開している。