JavaFX provides a powerful Java-based UI platform capable of handling large-scale data-driven business applications.

OracleはJavaOne 2011の開催に合わせて「JavaFX 2.0」を発表した。成果物はオープンソースソフトウェアとして公開されている。JavaFXはリッチなUIを備えたクライアントアプリケーションを開発するためのプラットフォーム。クロスプラットフォームで動作し、従来のUIコンポーネントよりもリッチなアプリケーションを容易に開発できる。

OracleはJavaFX 2.0のβ版の提供を5月26日(米国時間)に開始していた。今回の発表はβ版が正式版になったという話だが、Javaの世界にとってはそれ以上に大きな価値を持っている。さまざまな新機能が導入されているが、JavaFX 2.0の最大の特徴はJavaとの親和性の高さにある。これまでサーバサイドの開発に採用されることが多かったJavaだが、JavaFXはJavaによる開発をクライアントサイドにまで拡張することになる。

Java開発者はこれまでのスキルをそのままJavaFXの開発にも適用できる。これでJavaはサーバサイド、クライアントサイド、デスクトップアプリケーションなどすべての開発をJavaでカバーできるようになる。