パナソニックは10月11日、米テスラモーターズと自動車用リチウムイオン電池の供給契約を締結したと発表した。今回供給する自動車用リチウムイオン電池は、テスラのEVセダン「モデルS」に搭載される。
同契約に基づき、パナソニックは、今後4年間でテスラが生産する自動車8万台分以上のリチウムイオン電池を供給する。これにより、テスラはすでに6,000台を超える予約分を含め、2012年に量産体制に入る「モデルS」の生産に十分な電池供給量を確保することが可能になる。
「モデルS」に搭載される電池は、テスラロードスターにおける1,500万マイル以上の走行実績、数千時間に及ぶ電池パック試験により、性能が実証されている。
両社は、2009年に最初の供給契約を交わし、2010年に協力関係の強化とEV産業の成長を実現するためパナソニックがテスラに対し3,000万ドルを出資するなど、以前から協力関係を築いてきた。