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総務省は9月30日、国内におけるインターネット通信量の集計および試算結果を「我が国のインターネットにおけるトラヒックの集計・試算」として公表した。インターネットサービスプロバイダISP 6社、インターネットエクスチェンジ 5団体、研究者の協力を得て2011年5月時点の通信量を集計・試算したものだと説明がある。
報告によればブロードバンドサービス(FTTH、DSL、CATV、FWA)契約者の総ダウンロード通信量は1.51Tbpsと推定され、前年同期比で22.6%の増加となっている。逆に総アップロード通信量は692.2Gbpsと推定され2010年5月の集計から減少が続いている。調査した対象は全ISPの43.7%で、流通量はここからの推定値とされている。
ブロードバンドサービス契約者におけるダウンロード流通量の増加およびアップロード流通量減少の背景として、動画や音楽データの入手方法がP2Pから動画共有または動画配信サービスなどへ移行したためではないかという指摘が掲載されている。
また、ブロードバンドサービス契約者の時間帯別流通量は19時から23時にピークを迎え、土日は日中も利用が多いとの説明もある。就労時間中よりも帰宅してからのコンテンツ利用が多いのではないかとみられる。