アシストは10月3日、データベース製品「Postgres Plus Advanced Server」の販売を10月17日より開始すると発表した。

同社では、2009年10月より、「PostgreSQL」に関するプロダクト・サポート、導入、データ移行、バックアップ/リカバリ設計および実装等の各種支援サービスを開始し、2010年4月には24時間365日対応のPostgreSQLプロダクト・サポートを提供している。

その過程で、多くの顧客企業からデータベース・ミドルウェアのコスト削減要望として、適材適所での商用RDBMSとオープンソースRDBMSの使い分け、商用RDBMSからの移行や運用管理に優れたオープンソースのRDBMSが求められていた。これらのニーズに応えるために、性能、可用性、信頼性に優れたオープンソースRDBMSである「PostgreSQL」をベースとし、エンタープライズで必要となるRDBMS機能や運用管理ツール、ユーティリティが充実したサブスクリプション・ライセンスの「Postgres Plus Advanced Server」を顧客の新たな選択肢として提供することに決定した。

Postgres Plus 構成とソリューション

Postgres Plus Advanced Serverの特長は、「データベース・ミドルウェアのTCOを最大80%削減」、「商用RDBMSとの互換性とマイグレーション・ツールにより移行コストを大幅に削減」、「商用RDBMSとの互換性により技術者の既存スキルを活用可能」、「エンタープライズ機能として運用管理ツールを実装」、「レプリケーション機能である xDB Replication Serverにより商用RDBMSとのデータ連携が可能」となっている。

Postgres Plus Advanced Serverの特長

サブスクリプション・ライセンスの価格は、Advanced Server: プレミアムサポート、CPU 無制限は75万円(税別)、Advanced Server: ベーシックサポート、CPU 2ソケットは33万円(税別)。

同社では、エンタープライズ向けの製品「Postgres Plus Advanced Server」に加え、部門向けなどに最適な「Postgres Plus Standard Server」についても販売を行い、2012年度末までの販売目標として、50社への導入を目指すという。