Firefox web browser - Faster, more secure & customizable

Firefoxは従来の1、2年かけるロングスパンのリリースエンジニアリングから、6週間おきにメジャーアップグレードバージョンをリリースし、自動的にアップデートを実施する短周期モデルへ移行した。主要ブラウザの中ではChromeがこのモデルを採用しており、FirefoxはChromeのモデルに追従した形になる。

「Firefox 7」から「Firefox 13」までのリリース予定日がevery six weeksに掲載された。年内に「Firefox 9」までがリリースされ、来年の6月には「Firefox 13」が登場することになる。

  • Firefox 7 - 9月27日
  • Firefox 8 - 11月8日
  • Firefox 9 - 12月20日
  • Firefox 10 - 2012年1月31日
  • Firefox 11 - 2012年3月13日
  • Firefox 12 - 2012年4月24日
  • Firefox 13 - 2012年6月5日

短周期リリースモデルと自動アップグレード機能は改善や新機能頒布、セキュリティ対策の面で好ましいが、アドオンやエクステンション、プラグイン、既存のWebシステムが動作しなくなる可能性があるといった問題も併せ持つ。特にエンタープライズで情報関連の業務に従事しているエンジニアはこうした動きに懸念を表明する向きが強い。

しかし、従来の年単位のリリースではアドオンやエクステンションのアップグレードに問題をきたすことが多かったものの、6週間という短周期でリリースするための変更点が少ない分、アドオンやエクステンションが動作しなくなる可能性も低い。基本的にアドオンやエクステンションは互換性があるものとして扱うようにポリシーも変更されており、Firefoxの自動アップグレードとともに問題を感じることなく知らずに使い続けていることも多い。