Microsoft Corporation

MicrosoftのSQL Serverチームは8月25日(米国時間)、「SQL Server」と「Hadoop」を連携させるためのコネクタのコミュニティテクノロジプレビュー版を公開した。同チームは8月8日(米国時間)にSQL ServerとHadoopを連携させるコネクタの提供を開始すると発表していた。近いうちに最初の実装の提供を開始すると説明があったわけだが、実際に発表から17日で、約束通りコネクタの提供が開始されたことになる。

コミュニティテクノロジプレビューとして提供が開始されたのは次の2つのコネクタ。

  • Hadoop Connector for SQL Server
  • Hadoop Connector for SQL Server Parallel Data Warehouse

Microsoftのこの動きはコミュニティやユーザからは多少の驚きをもって受け止められている。同社はHadoopに相当する技術としてすでに「Dryad」を持っており、当然ならがこちらを採用することになるだろうと推測されていた。今回、「Dryad」よりも先に「Hadoop」のサポートが開始されたことは、同社がHadoopの存在を強く意識していることを示すものといえる。