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Googleは先月、開発初期段階にあるプロダクトを提供するサービス「Google Labs」を閉鎖すると発表した。Google Labsに代わる取り組みや、Google Labs閉鎖に関する詳しい意思決定の経緯などは依然として発表されていないが、Google Labsに登録されているプロジェクトの整理はすでに進んでいる。Google Labsのフィードが更新され、生き残るプロジェクトと廃止となるプロジェクトの情報が公開されるようになった。
Google Labsから卒業し今後も活用されるプロジェクトは次のとおり。
- Google Books Ngram Viewer - Google Booksの機能としてマージされる。
- Google Scribe - Bloggerの機能としてマージされる。すでにドラフト版のBloggerに機能が登場している。
廃止が言及されているプロジェクトは次のとおり。
- Google Talk Guru - 2011年9月までに廃止。
- Image Swirl - 今後も画像の整理方法やナビゲート方法に関する研究は継続していくが、Image Swirlに関する取り組みは停止する。
- Sputnik - 2011年9月までに廃止。現在のすべてのSputnikテストはすでにEcmaのtest262テストスィートにマージされている。
- App Inventor for Android - プロダクトとしての提供は停止し、コードをオープンソースとして公開する。教育分野での成功を受けて、オープンソースプラットフォームのもとApp Inventorの教育分野での利用をサポートする方法はないか模索を続けている段階にある。2011年内はサービスを継続するものの、appinventor.googlelabs.comのドメイン名は向こう90日以内に変更になるため、関係者はドメイン名変更のアナウンスに気をつけてほしい。
- Google Breadcrumb - 9月2日までに廃止。
- Script Converter - 8月16日までに廃止。オンラインIMEとしては代わりにGoogle Transliterationを使って欲しい。
これら以外のプロジェクトに関する言及はなく、現在も検討が進められている段階にあることがわかる。今後も随時フィードの形式で卒業するプロジェクトと廃止となるプロジェクトが報告されるものとみられる。