Microsoft Corporation

Microsoftは7月18日(米国時間)、Google Healthに保持されている個人の健康データや医療データをMicrosoft HealthVaultアカウントへ安全に、そして簡単に移行させるサービスを開始したことを発表した。Microsoft HealthVaultは同社が提供する健康データや医療データの管理サービス。Windows Live IDやHotmailのアカウントをもっていれば利用可能。ブラウザからアクセスできるほか、サードパーティ製を含め専用のアプリケーションを通じて利用することができる。

Googleは6月24日(米国時間)、「Google Health」を終了すると発表した。多少の猶予があり、サービスの終了は2012年1月1日、医療データのダウンロードは2013年1月1日までとされている。Google Healthは大きな注目を浴びて登場したサービスだったが、同社が望んでいるところまで普及しなかったことをサービス停止の理由にあげている。日本からも利用できたが、ローカライズがまったくされておらず、医療関連の英単語が多く利用が難しかった。

MicrosoftはHealthVaultを同分野において事業を推進するための重要なサービスと位置付けており、長期に渡って利用可能になるとみられる。なお、日本からも利用できないこともないが、その場合にはログインする前に医療機関から提供される個別認識番号が必要だとされている。