情報通信研究機構(以下、NICT)は6月13日、iPhone用の敬語学習支援アプリケーション「敬語力」をAppStoreにて無料で公開したと発表した。新入社員や日本語を学習中の外国人など、敬語初級者の敬語力を向上させるうえで有効という。

「敬語力」は、NICTが持つ自然言語処理技術を応用して開発されたiPhoneアプリ。文に含まれる様々な敬語の誤りを判定する機能が中心となっている。NICTによると、敬語の誤りには大きく、「社長が来る」のように上下関係から不適切と判定されるケースと、「社長がおっしゃられる」のような言葉自体に誤りがあるケースの2パターンがあり、「敬語力」では、その双方に対応しているという。

同アプリでは「択一式クイズ」、「記述式クイズ」、「学習モード」の3種類の機能を用意。「択一式クイズ」と「記述式クイズ」は問題に答えながら敬語の使い方を学べる機能で、学習モードは任意の人物の地位を上げ下げしたり、所属する会社を変更したりしながら、正しい敬語を確かめられる機能となっている。

トップ画面

択一式クイズ

記述式クイズ

学習モード

公開期間は平成24年3月末まで。