ユタカ電機製作所は、電源状況に合わせて省エネ運転を行う機能を搭載した高効率タワー型オンライン(常時インバータ)方式UPS「Super Tower(ST)シリーズ」の販売を開始した。

価格は、出力容量600VA/480Wの「UPS610ST」が99,000円(税別)、出力容量1000VA/800Wの「UPS1010ST」が119,000円(税別)。また、7月には出力容量1500VA/1050Wの「UPS1510ST」も発売する予定。

「Super Tower(ST)シリーズ」

「Super Tower(ST)シリーズ」は、従来品から約20%以上のサイズダウンを実現し、「Super Smartシリーズ」で実績のあるフルデジタル制御方式を進化させ、従来ハードウェアで行っていた機能をソフトウェアで実現させた。すべての回路は1つのマイクロプロセッサで制御しており、部品点数の大幅な削減により、装置を小型化させている。出力AC100Vが標準で、工場出荷時の設定でAC110V、115V、120Vに設定変更が可能。

また、電源事情にあわせて運転モードが自動で切り替わり、エコモードを選択すれば交流入力が安定している場合、商用給電になり、同時にインバータを停止し、損失の削減をして効率97%以上を達成した。電圧の異常を感知すると自動的に無瞬断で給電品質優先モード(常時インバータ運転)に切り替わる。また、状況に応じてエコモードに自動で戻り無駄な電力を低減する(特許出願中)。

オプションで監視ソフトウェアやネットワークボードがあり、スケジュール運転や電力の使用状態を監視できる。外形寸法は、UPS610STがW130×H220×D345mm、UPS1010STがW130×H220×D405mm。