キヤノンは、「パワープロジェクター」シリーズの新製品として、設置環境に応じてレンズを変えることが可能な交換型の投写レンズを採用した、WUXGA対応の液晶プロジェクタ「WUX4000」を6月下旬に発売すると発表した。なお、レンズは別売になる。 レンズには、投写距離範囲が1.3~9.6mの標準ズームレンズのほかに、0.7~5.2mの短焦点固定レンズと1.9~14.2mの望遠ズームレンズがある。

価格はすべてオープンで、標準レンズを組み合わせた場合の実売予想価格は100万円前後。

「WUX4000」

WUX4000は、WUXGA(1,920×1,200ドット)の反射型液晶パネル「LCOS(エルコス)」と独自の光学システム「AISYS(エイシス)」を搭載。LCOSパネルを搭載した同社プロジェクタで初めて交換型の投写レンズを採用した。「上下左右電動レンズシフト」機能により、プロジェクタ本体の設置位置を変えることなく、スクリーンに投写した画面の位置を上下左右方向にリモコンで調整できる。

アスペクト比は16:10、明るさは4,000ルーメン(標準ズームレンズ装着時)。インタフェースは、D-Sub、DVI-D、HDMI、LAN、ステレオミニジャック×3、RS-232C。外形寸法はW380×D430×H170mm、重量は8.5kg。

そのほか5機種のプロジェクタも発売

またキヤノンは、透過型液晶プロジェクタシリーズにおいて、解像度XGA(1,024×768ドット)の「LV-7490」、「LV-7390」、「LV-7295」、「LV-7290」、およびWXGA(1,280×800ドット)に対応した「LV-8225」も同時に発表。価格はすべてオープンで、実売予想価格は、LV-7490が245,000円前後、LV-7390が118,000円前後、LV-7295が90,000円前後、LV-7290が80,000円前後、LV-8225が135,000円前後となっている。 出荷開始時期は、LV-7390が6月下旬で、他が6月上旬。

LV-7490

LV-7390/7295/7290/8225

LV-7490は明るさ4,000ルーメン、LV-7390が3,000ルーメン、LV-7295が2,600ルーメン、LV-7290が2,200ルーメン、LV-8225が2,500ルーメンとなっている。対応画面サイズはいずれも40~300型。

インタフェースは、LV-7490がD-Sub×2、RCA、ミニDIN、ステレオミニジャック×3、他のモデルがD-Sub×2、RCA、ステレオミニジャック×2。外形寸法/重量は、LV-7490がW350×D254.4×H87.5mm/約3.3kg、他のモデルがW333.5×D247×H101mm/約2.98kg。