富士通は13日、個人向けパソコン「FMVシリーズ」の2011年夏モデルとして計7シリーズ19機種を5月19日より順次販売開始することを発表したが、LIFEBOOK SHシリーズのオプションとして、ドライブベイ(モバイル・マルチ・ベイ)に収納できる着脱式の「モバイルプロジェクタ―ユニット(FMVNPJ1)」も同時に発表した。価格は79,800円。

「モバイルプロジェクタ―ユニット(FMVNPJ1)」を装着した状態

各モデルの詳細は以下の記事を参照。

■富士通 個人向けPC夏モデル(2011年5月13日発表)
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解像度は800×600ドットで、42インチの画面を表示できる。バッテリ駆動の場合は30分から1時間程度利用できるという。

投影された映像

ユニットは本体に収納できる

各種省電力機能も搭載

夏モデルでは、LIFEBOOKシリーズにピークシフト、LIFEBOOK SH76/DにゼロワットACアダプタ、ESPRIMO DH54/Dにサービスコンセント+メインスイッチ、LIFEBOOK AHシリーズ(42を除く)とSHシリーズに電源OFF時や休止状態時に充電が完了すると電源供給を停止するECO Sleep機能を備えるなど、夏の電力不足を想定した機能が搭載されている。なお、ピークシフト機能は同社Webにて5月下旬に提供される予定。

ピークシフト機能は、ACアダプタに接続中でも、指定した時間になるとバッテリ駆動に切り替わる機能。電力需要が多い13:00~17:00に利用することを想定している。

ピークシフトの設定画面

ゼロワットACアダプタは、パソコン本体が電源OFF/休止状態の場合、ACアダプタそのものが消費する電力をカットする機能を備える。

LIFEBOOK SH76/Dと付属するゼロワットACアダプタ

ESPRIMO DH54/Dには、ディスプレイ用のサービスコンセントと、ACアダプタを抜くことなく電源を切ることができるメインスイッチが付属。

ESPRIMO DH54/Dのサービスコンセントとメインスイッチ

ボタンを押すだけで、画面の明るさの抑制、消音、ドライブへの電力抑制などの節電機能をオンにできるECOボタンも装備

同社によれば、LIFEBOOK SH76/DでゼロワットACアダプタとECO Sleep機能を併用し場合、どちらも利用しなかった場合に比べ約75%の節電効果が得られるという。

ゼロワットACアダプタとECO Sleep機能を利用した場合の節電効果