米Evernoteは4月20日、パーソナルクラウドサービス「Evernote」のAndroid版クライアント「Evernote for Android」の新版をリリースしたことを発表した。共有ノートブックの閲覧/編集機能や位置情報の地図表示機能が追加され、ウィジェットのデザインを刷新するなど、大幅な機能強化が行われている。
主な強化ポイントは以下のとおり。
- 共有ノートブックの閲覧/編集 : Evernote上で共有設定されたノートブックを閲覧できるようになった。共有ノートブックの作成者がプレミアム会員のユーザーであれば、内容を編集することも可能
- Facebook/Twitterとの共有 : EvernoteのノートをFacebookやTwitterなどの外部サービスに投稿する機能が追加された。メニューから「投稿」をクリックするだけで、ソーシャルサービスのフォロワーと情報共有することができる
- ノートブック内のノート検索と作成 : 閲覧中のノートブック内を検索できる機能が追加された。これまでは、すべてのノートを対象とした検索しかできなかったが、ノートブックを絞り込んで検索することが可能になっている
- ノートブックの作成/編集と改善されたスタックのサポート : これまで対応していなかった「ノートブックの作成」が可能になった。加えて、ノートブックリストの閲覧時、スタックを折りたたんで不要なノートブックを隠したり、ノートブックをタップしたまま動かすことで既存のスタックに移動したりすることが可能になった
- 地図と位置情報 : 従来よりGPS対応のデバイスであれば、Evernoteでノートを作成する際に一緒に位置情報も記録されていたが、それらのノートの作成地を地図上で確認できるようになった。手動でノートに位置情報を設定することも可能
- PIN(暗証番号)ロック : プレミアム会員向けに、EvernoteをPIN(Personal identification number : 暗証番号)番号でロックできる機能が追加された。なお、PINロックはあくまで閲覧向けの機能で、ロック状態でもウィジェットを使って簡単なノートの作成はできる
- 新しいウィジェット : ウィジェットのデザインを大幅に変更。Evernoteを開いて、テキストや音声録音、スナップショットといったノートを作成したり、検索したりといった作業が素早くできる
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今回追加された地図表示画面 |
新版は、Android Marketまたはアプリのアップデートから入手できる。