ファンケルは4月15日、同社グループの化粧品製造拠点であるファンケル美健滋賀工場(滋賀県)に、371kWの太陽光発電システムを導入、稼働を開始したことを発表した。

京セラの太陽電池システムが搭載されたファンケル美健滋賀工場

同システムには、京セラが提供する高効率太陽電池モジュール「KS2381P-3CFCA」を国内で初めて採用。年間で352,765kWhの発電量を見込んでおり、発電した電力により同工場で使用する電力の約13%を賄う予定としているほか、これにより年間約129tのCO2の排出削減が見込めるという。

ファンケルでは、同工場を環境に優しいエコ工場と位置付けており、これまでもゼロエミッション活動などを行ってきていたが、今回の太陽電池システムの導入や液化天然ガスへの切り替えなどを進めることで、製造工程においても地球環境に配慮した工場施設の実現を目指していくとしている。

なお、同工場の正面にも太陽電池モジュールが設置されたほか、同システムによる発電電力量も工場正門脇に設置された発電モニタにてリアルタイム表示を行っている。

太陽光発電システム・液化天然ガスの導入により期待する効果