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インターネットを経由したメッセージングシステムはよりソーシャル的な要素を強めている。Facebookに代表されるソーシャルネットワークやTwitterなどのメッセージングシステムが特にわかりやすい。メールもデスクトップアプリケーションではなく、GmailのようなWebベースのメールシステムを使う機会が増え、モバイルデバイスに専用のアプリケーションをインストールして通知システムを活用することもある。

Mozillaはこうした多様化するオンラインコミュニケーションやソーシャルインタラクションを制御するシステムの研究開発に取り組んできた。実験的な取り組みをする「Mozilla Labs」での取り組みと、新しいメッセージングシステムの開発に取り組む「Mozilla Messaging」という2つの組織がその代表的な存在となる。今回、開発の効率を向上させるとともに、組織の見通しを良くするために「Mozilla Messaging」を「Mozilla Labs」に組み込むことが発表された。

「Mozilla Messaging」はRaindropやF1といった実験的なメッセージングシステムを開発するのみならず、Mozillaの主力プロダクトのひとつであるThunderbirdの開発も手がける組織。統合後、Thunderbirdの母体組織は「Mozilla Labs」になる。Thunderbirdの開発とリリースは従来通り取り組まれることになると説明されている。