米IBMは3月9日(現地時間)、「IBM Smarter Cities Challengeプログラム」の支援先として、世界の24都市を選出したと発表した。24都市に対し、同社の専門家がよりよい都市にしていくための方法を分析し、提案していく。

同プログラムは、今後3年間で世界の100ヵ所の市町村に5,000万ドル相当の技術やサービスを提供して支援する入札方式の社会貢献プログラム。選定された都市に対し、健全な経済成長、地域行政サービスの効率的な提供、住民参加の促進、効率性の改善などについて、このプログラムのために特別に選出された同社の専門チームがアドバイスを提供する。

同プログラムの対象都市が安心できるよう、他の都市の状況を政策当局や市民の代表者、市民に公開し、新たな知見を知らせるWebサイト「City Forward」がが開設される。

今回、2011年の同プログラムの支援先として24都市が選出されたが、日本からは札幌が選ばれている。

BM Smarter Cities Challengeプログラムの2011年の支援対象都市

  • アントファガスタ(Antofagasta:チリ)
  • ボルダー(Boulder:米国コロラド州)
  • ブカレスト(Bucharest:ルーマニア)
  • 成都(Chengdu:中国)
  • チェンマイ(Chiang Mai:タイ)
  • デリー(Delhi:インド)
  • エドモントン(Edmonton:カナダ)
  • アイントホーフェン(Eindhoven:オランダ)
  • グラスゴー(Glasgow:イギリス)
  • グアダラハラ(Guadalajara:メキシコ)
  • ヘルシンキ(Helsinki:フィンランド)
  • ジャカルタ(Jakarta:インドネシア)
  • ミルウォーキー(Milwaukee:米国ウィスコンシン州)
  • ニューオーリンズ(New Orleans:米国ロサンゼルス州)
  • ニューアーク(Newark:米国ニュージャージー州)
  • ニース(Nice:フランス)
  • フィラデルフィア(Philadelphia:米国ペンシルベニア州)
  • プロヴィデンス(Providence:米国ロードアイランド州)
  • リオデジャネイロ(Rio de Janeiro:ブラジル)
  • 札幌(日本)
  • セントルイス(St. Louis:米国ミズーリ州)
  • シラキュース(Syracuse:米国ニューヨーク州)
  • タウンズビル(Townsville:オーストラリア)
  • ツワネ/プレトリア(Tshwane-Pretoria:南アフリカ)