StatCounterは3月1日(アイルランド時間)、検索サイトの世界シェアにおいて、BingがYahoo!を越えたことを発表した。StatCounter Global Stats調査では2月におけるBingの世界シェアは4.37%、Yahoo!は3.93%。なお、Googleのシェアは89.94%であり、検索サイトシェアにおいて支配的な立場にある。
検索サイトのシェアのほとんどをGoogleが占め、8-9%をBingとYahoo!で取り合っているというのが世界シェアの現状だが、日本をはじめ韓国、中国、ロシアは違う傾向を見せている。日本における2月のGoogleのシェアは72.57%と世界シェアよりも低く、かわりにYahoo!が25.17%のシェアを持っている。Bingは1.78%。
韓国ではNaverが55.15%と強く、これにGoogleの31.69%、Daumが7.85%、Yahoo!の3.62%が続く。中国ではBaiduが67.98%と支配的で、これにGoogleの28.93%、Yahoo! 1.35%、Bing 1.34%となる。ロシアではGoogleの52%に、YANDEX RUの46.01%が続く。日韓中露はその地域に根付いた検索サイトが好んで使われる傾向にある。
なお、同様に検索サイトシェアデータを公開しているNet Applicationsは、2月のBingの世界シェアを3.89%、Yahoo!のシェアを5.69%としており、シェアの逆転は報告されていない。ただし、シェアが安定しているYahoo!に比べてBingのシェアは伸びる傾向が見られ、今後同様の発表が実施される可能性もある。