CA Technologiesは2月23日、ソフトウェア・ベース認証ソリューション「CA Arcot WebFort」と不正行為防止ソリューション「CA Arcot RiskFort」、これら2つのソリューションをクラウドから提供する「CA Advanced Authentication Cloud Service」を発表した。

これらは、2010年8月にクラウド戦略の強化とアイデンティティ/アクセス管理分野の拡充を目的に買収したArcot Systemsの技術をベースとした製品として、初めて日本市場に投入されるセキュリティ・ソリューション。

CA Arcot WebFortは認証機能をソフトウェア・トークンとして提供し、ユーザーやヘルプデスクに負担を掛けることなくセキュリティを強化し、コンプライアンスの改善をサポートする。

CA Arcot RiskFortはリスクベースの認証によって、アイデンティティ情報の盗用やオンライン詐欺に対してリアルタイム保護を実施する。これにより、不正行為を検知・防止することを実現する。

両製品は、それぞれ同社の統合認証基盤ソリューション「CA SiteMinder」と統合することができる。これにより、CA Arcot WebFortでは単一の統合認証基盤で複数の認証方法を管理・実行・追跡することが可能になり、また、CA Arcot RiskFortではリスクに基づいた認証の導入が容易になる。

参考価格は、CA Arcot WebFortが1万ユーザーの利用で1ユーザー当たり2,200円、CA Arcot RiskFortが1万ユーザーの利用で1ユーザー当たり1,700円、CA Advanced Authentication Cloud ServiceのCA Arcot WebFort機能は1万ユーザー利用で1ユーザー当たり月額92円、CA Arcot RiskFort機能は1万ユーザーの利用で1ユーザー当たり月額67円となっている。