キヤノンは、ホームオフィスや中/小規模事業所向けに、A4対応カラーレーザー複合機の新製品として「Satera MF9220Cdn」を発表した。2月3日より発売される。価格はオープンで、店頭予想価格は15万円程度。

「Satera MF9220Cdn」(オプション装着時)

Satera MF9220Cdnは、プリンタのほか、コピー、ファックス、スキャン機能を備えた複合機で、同社のA4対応カラーレーザー複合機の最上位機種となる。今回、新開発のエンジンを採用し、カラー、モノクロともに出力スピードを従来機種の毎分17枚から同21枚(A4タテ)へと高速化しているほか、ファーストコピータイムも16秒以下から12.5秒以下へと短縮し、スピードアップを図っている。

また、最大50枚の原稿を連続で読み取り可能な「両面対応ADF」のほか、4枚の原稿を縮小して1枚にまとめる「4in1」機能や、最大約1/10に圧縮できる「高圧縮PDF」生成機能を搭載する。

そのほか、入出力時にそれぞれ色調を補正しスキャン画像の色を忠実に再現する「デュアルダイレクトマッピング処理」や、温湿度によってトナー濃度を調整し、グラデーションや色密度を補正する「自動階調補正」などの機能を備えるほか、TEC値を従来機種の2.92kWhから2.04kWhへと約30%削減し、省電力化を図っている。

操作パネルは3.5型TFTカラー液晶で、ほぼ水平の状態から約70度まで見やすい角度に調節可能なチルト式を採用している。

プリント解像度は9,600dpi相当×600dpi、スキャン解像度は600dpi×600dpi。インタフェースは、10BASE-T/100BASE-TX対応有線LANとUSB 2.0。給紙容量はカセットが250枚、手差しが100枚。外形寸法/重量は、W546×D527×H632mm/約44kg。USBメモリを本体に接続し、読み込んだ原稿を直接保存できる「Scan to USBメモリー」機能も搭載する。