NTTレゾナントと日本電信電話(NTT)は1月24日、「クチコミ要約技術」の実証実験を開始したことを発表した。同技術は、クチコミサイト上の商品などに対する複数のクチコミ情報を解析して要約するもので、NTTレゾナントが運営するポータルサイト「goo」の「goo評判検索」に同日より組み込まれている。
今回発表されたクチコミ要約技術は、NTTのサイバースペース研究所が開発。クチコミサイト上の複数のコメントから、あたかも一人のユーザが要約したような文章が生成できるという。
同技術は、「評判情報の抽出」と「文の並びの最適化」の2つの要素技術によって構成されている。前者は、「評判情報ごとに記事全体での出現回数に応じた得点を付与し、高い得点を得た評判情報を重要な情報と判定して要約文に含める」という処理を行い、後者は、「人間が作成した大量のユーザレビュー記事から、隣接する文の間の単語の出現傾向を機械学習アルゴリズムを用いてあらかじめ学習」したうえで、「要約文を生成する際に、得点の高い評判情報を含む文をできるだけ多く含めながら、隣接する文の間の単語の出現傾向を考慮して文をつなぎ合わせる」という処理を行っている。
goo評判検索ではこれまで、ブログ記事などに含まれる商品等の評判を自動的に抽出し、特徴的なコメントを表示する機能を提供してきたが、同サービスには、具体的な評価内容を知るには個々のコメントを読まなければならないという課題があった。今回発表されたクチコミ要約技術は、これを解決する目的でリリースされており、商品に対する総合評価に加えて、「ポジティブ」、「ネガティブ」ごとに120文字以内の要約文が2箇所表示されるようになっている。
なお、クチコミ要約技術は、goo評判検索の中でも「AV機器」、「パソコン・周辺機器」、「パソコンパーツ」カテゴリー限定で搭載されている。実証実験の期間は1月24日~8月23日。